日本の歴史的背景により、倉庫業との関わりが古くからあり、かつ密接である業務の1つに米の保管が挙げられます。米の保管管理は、米の生理的、化学的、物理的特性を十分に理解した上で、倉庫の構造、機能に沿った合理的な管理を行うことが求められます。くん蒸をできるだけ回避し、品質の低下を防止するとともに、商品としての価値を保全することを基本としたものでなければなりません。低温保管を中心に新しい感覚と理論のもとに品質保全に務めています。 現在の当社における米の取り扱いは、WTO交渉によって定められるミニマムアクセスの輸入米がメインとなっています。米の輸入は、清水港においては本船から1船当たり6,000〜10,000t程を取り卸す荷役を行っています。その倉庫業務の中心的役割を当社が担っているため、担当者はお客様との事前交渉から、港湾荷役業者等との調整まで、きめ細かな対応が必要とされています。
また、当社は茶葉にも多くの実績があります。 生産地から運ばれてくる茶葉を、品質保持のために低温倉庫で温度管理して保管しています。商品形態は昔ながらの紙袋が多く、ロット管理も細かなものとなっています。緑茶だけでなく紅茶やウーロン茶の取扱も実績があります。