当社は、調達物流や生産物流といったサプライチェーンの川上部分を対象にしたロジスティクス改革の提案・実行においても実績が豊富です。ミルクランなど調達する側が主導する輸送の共同化プロジェクトをはじめ、工場構内作業のアウトソーシング化、原材料・部材などの在庫管理および生産ラインへの投入業務といった各種ソリューションをご提供いたしております。
C社様では、工場での生産・組み立てに必要な原材料や部材、部品などの物流を、各サプライヤーに委ねていました。そのため、工場では荷受け業務が煩雑化していたほか、サプライヤーが仕立てるトラック1台当たりの積載効率が低く、その無駄に生じているコストが納品される原材料や部材、部品の調達価格に反映されている、といった問題点が生じていました。
(1)出荷拠点の近いサプライヤー同士の輸送の共同化、(2)原材料や部材、部品の在庫管理業務の外注化、(3)工場構内での運搬業務を対象にした改善活動の展開――などに取り組む改革プロジェクトをご提案いたしました。
サプライヤー各社様にもご協力いただき、工場までの輸送の共同化を実現し、トラックの積載効率をアップ。工場への納品トラックの台数を減らすことができたため、工場では荷受け業務が簡素化されました。
また、在庫管理業務を当社にアウトソーシングしたことで、管理費の変動費化や棚卸精度の向上を実現しました。構内においては、改善活動を通じて生産ラインへの供給動線の効率化に成功しました。