オムニチャネルコマースの4つの機能 オペレーション(OMS・IMS) 顧客購買体験 対談 Part05|富士ロジテック
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オムニチャネルコマースの4つの機能 オペレーション(OMS・IMS) 顧客購買体験 対談 Part05

オムニチャネルコマースの4つの機能 オペレーション(OMS・IMS) 顧客購買体験 対談 Part05

2022年10月 5日

OMO_Ponch OMS  Order Management System Omnichannel データ連携イメージ 動脈.png
 

前回は、コミュニケーションチャネルとタッチポイントチャネル 顧客購買体験 対談 Part04-2

コミュニケーションチャネルとタッチポイント
コミュニケーションとして展開できることシステムとしての基本的な機能ポイント
など、DNVBのビジネスモデルのポイントについてお話しをお伺いしました。

1:購買チャネル
2:マーケティングと広告とコミュニケーション
3:オペレーション
4:フルフィルメント

の、3:オペレーションについてお話をお伺いしていきます。

在庫を見える化(可視性)とは

西間木:
オムニチャネルの4つの機能について、対談を進めていますが、

1:購買チャネルとしてのオムニチャネル

2:マーケティング・アド&コミュニケーションとしてのオムニチャネル

に引き続き、

3:オペレーション

について対談を通じてポイントを確認していきたいと思っています。

クライアントとのご相談・ミーティングなどでの課題としてのお声として

「オムニチャネルでは、在庫管理が最大の障壁の1つだ」

といわれます。
「適切な在庫」とか、「見える化」と言っても、顧客視点、店舗スタッフ視点、マーケティング担当視点、MDSCMスタッフ・パートナー視点では、重点となる視点がまちまちと言っても過言ではありません。

マネージメント設計のノウハウやTipsについてお話をよろしくお願いします。

吉村:
4つの機能を言い換えると、

1:顧客統合管理
2:コミュニケーションコントロール
3:商品統合管理
4:物流

になります。

1:3:はオムニチャネルコマースシステムの機能選定として重要ですが、2:は対談でも触れていますが、連携するCRMCXMシステムとの協働がポイントです。

今回は、3:になりますが、コマースシステム側は「商品管理」「在庫管理」の正・静の部分を担いますので、予・動の部分は、外部の専門システムPIMDAMIMSOMSでも多元的な部分との連携になります。 

しかし、この在庫についての統一的な視点と定義がなければ、正確なレポート作成のために各システムへのデータにアクセスすることができず、すべてのプラットフォームで商品の再・新:入荷・返品・交換・回収などについて顧客にコミュニケーション、オファーしてお届けして、ご利用いただくことを約束することもできません。

また、新しいチャネルに拡大する場合、購買・販売プラットフォーム間の動きを見逃さないために、在庫の一元的な可視化が必要であることは知られていることです。

オペレーション運用の観点から、効率的でエンドツーエンドのオムニチャネルアプローチの鍵は、「接続性」です。

中田様:
ここでは、マルチチャネルの在庫の可視性を高めるために検討すべき3種類の技術ソリューションについてご説明します。

1:リスティングソリューション

2PIM/DAM

3IMS/OMS

です。

これらの基本的な機能と、オムニチャネルコマースシステムとの関係と連携について概要ポイントをご理解頂けると幸いです。

リスティング:Listings

西間木:
リスティングソリューション(別名フィード)は日本では(EC)一元管理システムですが、わたしたち、物流代行・発送代行パートナーはよく連携して利用しています。

*システム連携一覧はこちら

Eコマースシステム・ASP&SaaSカート& マーケットプレイス

基本は、マーケットプレイス(Amazon 楽天 ZOZOなど)とAPIなどで連携して、各マーケットプレイスでの

・売り切れや入荷待ちを防ぐ
・商品の補充と再出品を自動化する
・チャネル全体で一貫した商品情報と価格を提供する
・より簡単で効率的なマーケットプレイス管理のためにチャネル間で在庫を統合する
・在庫を一元管理して、品切れやオーバーオーダーを無くす
・在庫管理工数を削減する
・チャネル全体の注文処理を自動化する
・受注処理オペレーション工数を削減する

などが基本的な機能です。

(弊社:富士ロジテックでは、LOGILESSなどを利用しています。詳細はこちら 受注管理システム(OMS)の導入メリットとポイントを解説! を参考にしてください。)

中田様:
ご案内のとおり、リスティングソリューションは、新しいマーケットプレイス販売チャネル(顧客にとっては、購買チャネル)への商品の公開(商品詳細データ:PDPと在庫数量です)、チャネルごとの商品コンテンツの最適化、および注文管理の一元化を自動化することが可能な、とても便利なシステムです。

では、なぜ、オムニチャネルコマースソリューションでAPI連携しないのかが疑問になると思います。

理由1API連携は可能です。
連携して機能とワークフローの取り込みをするかはクライアントの方針次第です。
それなりの、チャネル数と、チャネルごとでの売上点数がある場合は実装されるケースが増えてきているのが実情です。

理由2:仕様変更が多いので対応工数を勘案してのメリットを検討する必要があります。
マーケットプレイスによっては、親切でないところもあります。APIとして成熟していないとか、仕様が変更されるけど公開が遅いとかがありますので、専門のSaaSベンダーだと対応も体制も整えていますので安心かも知れません。

理由3:顧客データ・購買データはブランドの所有ではない場合がある。
顧客データ・購買データは、マーケットプレイスの所有になります。ので注文処理をして、出荷するだけのためにコマースシステム側のOMS機能を利用する価値があるかは要検討です。

かつ、発送・受領後のデータは削除が必要なことも要件の1つではあります。

販売結果と在庫データなどがあれば、オーディエンス分析などはできますので、Unknown-uniqueで取り込めば充分なデータ機能は果たします。

吉村:
これから、エンベッド系やソーシャル系のチャネルも多様化する可能性もありますので、どのリスティングシステムを選択するかですね。ニッチ・リッチな販売チャネルのテスト採用から本格展開が可能かどうかも1つの選択肢かも知れません。

リスティングソリューションは、
D2Cブランドであれば、マーケットプレイスにウエイトを置くモデル、
小売事業者であれば、マルチマーケットプレイスは当然ですが、
SCや駅ビルなどのテナントタイプでE-コマースモールにも出店・出品することを強いられているモデルには、最適なソリューションではあります。

中田社長のアドバイスを言い換えれば

1:商品コンテンツの最適化、シンジケーションを行いたい。
2:既存のIMS/OMSERPシステムで、リスティングを提供できていない。リスティングができない
3:現在、1つの倉庫、1つのベンダーでフルフィルメントを行っている。
4:全ての注文を自社のオーダーマネージャーで管理したい。

などが、選択理由のチェックリストになりそうですね。 

製品情報管理システム(PIM)とデジタル資産管理システム(DAM

つづきの全文はこちらから
https://fujilogi.net/blogs/voice/fujilogi-voice-59


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