前回は、Part03でオムニチャネルコマースの4つの機能 コマース機能 についてお話をお伺いしてました。
新規購入プロセス
再購入プロセス
での機能についてポイントを確認しました。
西間木:
オムニチャネルの4つの機能の2つ目となります。
マーケティングとアドとコミュニケーションですが、とても範囲が広くてご紹介しきれないので、今回はアウトラインと重要なポイントだけをチェックして、特徴的な機能については個別テーマとして別コラムでUnboxing出来ればと思っています。
先ずは、基本的な機能と定義の確認から初めていきます。
西間木:
Googleの検索広告とディスプレイ広告などになります、これは、広告業界において重要な役割を果たしています。それでも、規模拡大を目指すD2Cブランドや小売事業者にとって、オーディエンス顧客との出会いのためには、評価すべき選択肢は他にもたくさんあります。
ここでは、今後の各D2Cブランドや小売事業者に最も適したデジタル広告チャネルをいくつか紹介しながら確認をしていきます。
Googleショッピング広告
Googleショッピング広告は、トップ・オブ・ファネルの重要な役割を担う可能性があります、今後もトラフィックとアクセスと増加すると予想されています。
(SEO・SEMより費用対効果は高いと想定しています。)
Googleショッピング広告は、検索結果の最上部(オーガニック検索結果の上)にあるクリック可能な画像で顧客の特定の検索クエリに到達できるため、非常に効果的なマーケティングチャネルとなる可能性があると言われています。
マーケットプレイス広告
eコマースチャネル(Amazon、楽天など)の広告は、D2Cブランドや小売事業者が他社よりも自社商品を上位に表示することで顧客との出会いが増加する傾向は続くと想定されています。
彼らプラットフォームが有するオーディエンスデータはとても魅力的であることは間違いないです。
吉村:
ブランドは、大規模なE-コマースマーケットプレイスで購買意欲を示す顧客をターゲットにすることの価値に気づいているはずですし、気づいています。
E-コマースチャンネル広告が人気を集めている理由でもあります。この傾向は、ほとんどのD2Cブランドや小売事業者にとってE-コマースがもたらす売上額(率ではないですし、利益額でもない)割合が高くなっているためさらに加速していきます。
実際、Amazonはすでに広告プラットフォームとしての地位を確立していますが、Eコマースの有力プレイヤーたちは、今後、この領域でより積極的な動きをするはずです。
リターゲティング広告
西間木:
広告を利用して、サイトや商品を閲覧したり、何らかの形で興味を示した顧客ユーザーを再ターゲットすることは、大きな見返りが期待できています。
しかし、多くの顧客がオンライン上のプライバシーを意識するようになり、自分のデータがどのように使用されているか懸念を表明するようにもなっています。
その結果、AppleやGoogleなどのプラットフォームは、ブラウザ上のサードパーティトラッキングクッキーを段階的に廃止する計画を発表しています。
吉村:
マーケティング担当者は、これらの変化を推進力として、顧客ユーザーのプライバシーを尊重しながら、より関連性の高い広告を表示する、よりコンテクスチュアル(文脈)なアプローチに移行を進めています。
顧客ユーザーが以前のセッションで閲覧した内容ではなく、現在閲覧しているコンテンツに基づいて、コンテクストに関連した広告をユーザーに表示することで、ブランドは責任あるブランドイメージを維持しながらコンバージョンを向上させることができるためです。
単品・サブスク系や、デープカテゴリーのブランドであればコンテクスチュアルターゲティングは運用しやすいでしょう。
ファッション・アパレル系はオケージョンやライフスタイルアンバサダーをコンテクスチュアルターゲティングにする必要があります。
中田様:
購買機能でも触れていますが、LPとしてのWEBページのパーソナライズのための、自社顧客のオーディエンスデータと、コンテンツとしてのPDPデータのマネージメントがポイントになってきます。
つづきの全文はこちらから
https://fujilogi.net/blogs/voice/fujilogi-voice-57