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メタバースのパイオニアたちは、ファッション・ブランドがバーチャル・ワールドに投資することがビジネス・ケースであるとしました。確かに、完全なメタバースは、技術的にまだ不可能ですが、バーチャルファッション、拡張現実、ゲーム、非代替性トークン(NFT)などのメタバースを用いたブランドの試みは、バーチャル活動がファッションのマーケティングやコミュニティ構築のツールとしての影響力を証明しています。仮想資産に対する世界の支出は、2021年に約1100億ドルに達し、2024年にはゲーム市場とほぼ同じ割合で成長し、約1350億ドル以上の規模になると予想されています。大手ブランドにとっての次の未開拓の分野は、まだ不確定な要素の多いテクノロジーを持続可能な収益源にし、ハイプと現実を切り離すことです。
今後2~5年の間に、メタバースのイノベーションと商業化に注力するファッションブランドは、バーチャル活動に投資することで、収益の5%以上を生み出すことができるでしょう。
5年先を見据え、この技術の今後に期待している賛成派の人たちの間では、消費者がバーチャルワールドを多く使い、ファッション業界にとってeコマース以来の大きなチャンスが生まれると予想しています。 一方、慎重派の意見では、理想と今の技術で実現できるものが一致しなかったり、一部のビジネスプランが期待するほどユーザーが仮想空間を様々な場面で利用することに消極的だったりするため、メタバースに関するハイプは衰退していくだろうと予想しています。
多くの消費者が本格的なバーチャルライフを展開し、ほとんどの時間をメタバースで過ごすようになるかは不明ですが、ファッションブランドにとっては大きな収益機会が生まれることになるでしょう。
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