前回は、オムニチャネルコマースの4つの機能 オペレーション(OMS・IMS) 顧客購買体験 対談 Part05
でした、今回は、
1:購買チャネル
2:マーケティングと広告とコミュニケーション
3:オペレーション
4:フルフィルメント
の最後、4:フルフィルメントについてポイントをお話をしていきます。
西間木:
オムニチャネルの拡大を検討する場合には、出荷やフルフィルメントを含むバックオフィスのプロセスが複雑に対応できることを確認する必要があります。
オムニチャネルビジネスの基本は、
「購買チャネルを追加することは、増加するバックオフィスボリュームを処理し、タイムリーに注文を満たすことができるフルフィルメントがある場合にのみ、ビジネスにとって有益」
だということをご指摘いただけたかと思います。
今回は、対談テーマの4つ目で最後となりましたが、バックオフィス業務:出荷とフルフィルメントをうまくいかせて、オムニチャネルコマースを優位に進めるためのポイントをお伝えします。
実際、みなさんが顧客として、購入を検討する際に、配送体験が最も重要であると回答するばずです。
吉村:
オムニチャネルフルフィルメントについてもう一度整理しておきます、主に3つのタイプがあると言われています。
ストアフルフィルメント:
リアル店舗が店舗・敷地内に在庫を保持してから直接ストアから出荷します。このオプションは、倉庫のリースやハードウェアコストの増大を回避したいスタートアップや、既に小売事業を展開してeコマースに進出するパターンに適しています。
自社運営倉庫フルフィルメント:
フルフィルメントセンターは、DCとして機能し、完全な在庫管理機能とサービスを提供します。フルフィルメントセンターは、注文がより早く発送されることがKPIです。
サードパーティフルフィルメント(3PL):
3PLフルフィルメントは、注文の受け取りからピッキングと梱包、在庫管理、出荷、保管に至るまで、フルフィルメントプロセスをサードパーティにアウトソーシングすることを意味します。
システム的には、小売事業者には、出荷ソフトウェア&サービス(Shopifyに買収された:https://deliverr.com/ など)または3PL会社(Amazon FBAなど)を利用するという選択肢があります。
◆出荷ソフトウエアを導入した場合は、
・配送業者との特別な交渉による料金設定
・配送状況の確認
・レポート作成
・フルフィルメントプロバイダーへの注文の送信機能設定
などがあります。
◆Amazonのフルフィルメントサービスなどの3PLは、
・在庫管理
・倉庫管理
・フルフィルメントなどのロジスティクスプロセス
も含んでいます。
ここでの選択チョイスのポイントは
"ほとんどの人は、ロジスティクスやフルフィルメントをeコマースの技術的な側面と見ていますが、実はこれは顧客体験の延長線上にある。"
という視点から選択することです。
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