前回は、Bentenビジネスの創業の経緯と、サービス内容と活用方法についてお伺いさせていただきました。
*なぜ? BENTENを利用すると化粧品の商品開発は効率化でき、顧客に支持されるのか
今回は、連携サービスの1つである、化粧品、健康食品原料データベース INGREBANK
について活用方法をお伺いするとともに、原料・成分のトレンドや、化粧品開発についても少しだけお話をお伺い出来ればと思っています。
西間木:
についてサービス概要をお伺いさせてください。
植村様:
化粧品や健康食品の開発では、この原料を探している、使いたいと思った時に、どの会社さんがどの原料を取り扱っているかの探す手間を要しています。
①化粧品、健康食品原料データベース INGREBANKでは、各メーカーが取り扱っている原料を登録し、すぐに検索し、サンプルや資料を請求できるプラットフォームが求められていることに対応しています。
化粧品、健康食品原料データベース INGREBANKでは、業界初のRMIF対応の原料データベースを提供し、各種原料の検索や資料のダウンロード、サンプル依頼を一元管理できます。
編集部注記:
***RMIFとは、**Raw Material Information Fileの略で、日本化粧品工業連合会が推奨している化粧品メーカーと化粧品原料メーカー間での原料に関する情報を円滑に行うための業界推奨基準のフォーマットです。
西間木:
化粧品にとって、成分はとても大事なことですね。一方で、どんな化粧品をどのような顧客にお届けしたいかを開発や、マーケティングをしていると忘れてしまっているスタートアップさんが多いのも事実です。
株式会社Cogane studio(コガネスタジオ)
代表取締役 植村 元 様(以下 植村様):
そう思います、成分で訴求するブランド、効果効能で訴求するブランドは多分作らないことがポイントになってきています。何故なら、成分推しのブランドは、他のブランド事業者が使った瞬間に差別化が不可能になります。あとは会社の規模と先行ポジションと札束での競争になることが多いです。 でも、ほとんどのスタートアップや、新興ブランドがこれをやってしまいます。
良い分かりやすい事例としては、美容業界系のブランドで最近良く配合して利用されている、スピキュール、ヒト幹細胞、CBDなどです。これらは、一瞬でブームが来て、ブランドが乱立して、数年後には全員が忘れてるといった感じになりがちです。これではブランドが全く育たないことになります。瞬間最大風速で、売り逃げするモデルなら良いですけど、息の長いブランドビジネスとなると全く合ってこないわけです。
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